一戸建ての基礎知識・2
一戸建ての基礎知識・1から引き続き、一戸建てを建てる際の重要なポイントをご紹介します。
現場のチェックポイント
契約までは細部にわたり一生懸命打合せしてきたのに、いざ契約してしまうと、あとは全て業者まかせという人が多くいます。確かに契約までが山といえば山なのですが、実際はやっと登る山が決まってその山の麓に来たというだけのことです。いわば、契約はスタートラインに立っただけで、これからが苦難のはじまりになるわけです。
そういう意味でも他人任せにせず、ご自身のプロジェクトであるという意識を持って現場を訪問してみましょう。
訪問時の現場のチェックポイントは、一般の消費者にとっては非常に専門的で難しいと思います。職人さんたちと触れ合うことを目的とし、疑問に思われた点やご不明な点等を気軽に声をかける程度でかまいません。そのうち に職人さんたちとも人間関係ができ、無理なわがままもきいてくれるかもしれません^^
また、 事実何度も足を運ぶことによって、職人さんたちも、これは手抜き工事などはできないなと引き締まり、結果的に無言のプレッシャーを受けることになります。
あえて現場でのチェックポイントを列挙すると、 地縄時(現場での配置の確認時)での隣地との離れ、道路からの離れのチェック、基礎工事時は、根切りの深さの確認、配筋の状態、型枠の状態、コンクリートの打設状況と養生期間、アンカーボルトの配置と土台の状況等、そして上棟時は土台と柱と梁の補強金物の状態、断熱の施工状況、防水の施工状況等をチェックするのですが、専門的なものではなく、簡単に言えばきれいに施工がなされているかどうかの確認程度でいいと思います。
照明、カーテン、家具
照明とカーテンと家具は、インテリアと総称され、それぞれを単体としてとらえてはいけません。もちろんこの3つのコーディネートは必要ですが、そのおおもとになるのが建物本体のプランです。どんなに重厚な感じを出したくても採光があまり入らない部屋であれば明るさを強調した方がいい場合や、素材感(フローリングや壁のクロス)と持ち込む家具やカーテンが合わなかったりと簡単なようで、悩まされるのが照明、カーテン、家具の選び方です。一般的には、ご契約後にインテリアコーディネーターがお客様の担当となり、建物本体のイメージと調整をはかりながら、あらかじめ決めてあった予算の範囲内で、照明、カーテン、家具の提案をしていきます。費用をあらかじめ見ていないことももちろん気をつけなければいけませんが、今お持ちの家具を新築の家に持ち込む場合などは、進んできちんと話しておかないと、新しい家の間取りと素材感と色彩がばらばらになる恐れがあります。家具リストを作成し、その配置や素材、色彩等考慮しておくことが必要でしょう。
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- 鹿児島のジム
最終更新日:2021/3/31